泥棒が侵入する場所とは

家に泥棒が侵入する場所として、もっとも多いのは窓といえます。窓からの侵入は泥棒の被害の半数以上になるといわれているので、窓の防犯対策がとても重要といえます。
泥棒は、リビングなどに設置されている吐き出し窓の鍵をかけていても、鍵の近くを焼き破りと呼ばれる手法や、ガラスカッターを使用したりして破って鍵を開錠して侵入してきます。リビングの掃き出し窓のあたりには高い塀が設置されていることも多く、死角になりやすいので泥棒が非常に侵入しやすい場所ともいえます。

また、トイレや浴室付近の小窓も油断してはいけません。
こういった窓は風通しを良くするために普段からよく開けられていて外出する時にも鍵をかけ忘れてしまい、こういった小さな窓から侵入される場合もあります。
外からの死角になりがちな勝手口も侵入されやすい場所といえます。
勝手口のドアでガラスを使用しているような場合は、ガラスを割られて鍵を開錠されて侵入されるといった被害にあってしまう場合があります。

そして、意外に注意しないといけないのが玄関です。
玄関の鍵をかけずにお隣さんのところへ少し出かけていたりする短時間の間に侵入される場合があります。また、鍵がかかっている場合は、バールなどでこじ開けたり、ピッキングやサムターン回しといった手法で侵入されることもあります。
玄関は意外に注意が薄れてしまうものですが、少しでも離れる時には鍵をかけるということが大切です！

泥棒の好きな家は、防犯意識の薄い家

泥棒な好むのはどんな家なのか？　代表的なものを紹介したいと思います。

• ①防犯に対する意識が薄い。
• ②足を掛けられるようなモノがある。
• ③見通しの悪い家の裏の方に勝手口がある。
• ④鍵が昔ながらの古いタイプで、ピッキングがしやすい。

これらの逆のパターンは、泥棒が好きな家にはなりませんね。

• ①セコムなどの警備システムがついている。
• ②二階に上がれるような足を掛けられる部分が少ない。
• ③勝手口が通りから見えるような場所にある。
• ④ピッキング防止の鍵になっていたり、何重にも鍵が付いている。

更に、夏場などに窓が開けっ放しになっていたりすると、「どうぞ泥棒に入って下さい」といっているようなもの。
そのように「防犯に対する意識が薄い」に代表される事柄を持っている家こそが、泥棒が好きな家と言えるでしょう。
家族全体で防犯が薄い家というのは、ちょっとだけの外出だと、玄関の鍵も閉めないで出掛けてしまったり、風通しを良くする為とはいえ特に２階の窓を開けっぱなしにしてしまっていたり、意外に勝手口には日頃から鍵を掛ける習慣がない家なども多く見かけます。
そんな防犯意識の薄さが全体から垣間見ることができる家というのが、泥棒の好きな家と言えるのです。

簡単にできる、おすすめの防犯対策

泥棒への防犯対策として、簡単にできるおすすめな方法のひとつが、窓ガラスへの補助錠の取り付けです。
窓ガラスにはメインの鍵が窓ガラスの中央部分に１つついていますが、窓ガラスのサッシの上部でも下部でもいいので、窓が開いた際につっかえとなる補助錠を取り付けることがおすすめです。

このような錠を取り付けておくと、泥棒がガラスを破って窓ガラスの鍵を開錠したとしても、もう一つ予備のロックがかかっていることになるので窓ガラスを開けることが出来ず泥棒が簡単に侵入することが出来なくなります。
泥棒は５分以上侵入作業にかかってしまうと侵入をあきらめてしまうので、泥棒の作業にかかる時間を長くさせることが一つの防犯対策です。

また、掃きだし窓などの近くに人が通ればライトが点灯するようになっているセンサーライトをつけることも効果的で、人が通ればセンサーが反応して光が点滅するので、夜間に泥棒が近づくことを防止することができます。

また、家の周りを高い塀などで囲んでいる家を良く見かけますが、そのような塀は逆に外からの視界をさえぎってしまい周囲の監視が行き届かなくなって、泥棒の侵入経路を作ってしまうといえるので、家の周囲を外からも確認できるように高い囲いなどで囲むのではなく見通しをよくすることも効果的です。